路地裏の少年はカラオケが苦手
僕はカラオケが苦手である。
名誉のために訂正しておくと、音痴だから人前で歌を披露するのが恥ずかしいわけではない。まあ、決してうまいわけでもないが。
理由は楽器が趣味であることによる。
一つは「練習してるわけでもないのに、人前で音楽を披露するなんて・・・」と、謎のプロ意識が働いてしまうこと。
そして、カラオケで満たすべき欲求は、ほとんど楽器の演奏で満たされているため、カラオケに行くこと自体に魅力を感じないためだ。
などと書くと、「拙者、サックス奏者故に…」となんだかカッコいい感じになるが、最大の理由は「他人の趣味にあう(あるいは良く知っている)曲を知らないから」である。
僕が好きな音楽は周りの人があまり知らないし、周りが好きな音楽は僕が知らない。
だから、人が歌う曲に興味を示せないし、僕が歌うとみんな「・・・知らない曲だけど、いい曲だね!」などと気を遣わせてしまう。
人のことなんて気にせず、自分が歌いたい曲を歌えばいいじゃない!と思う方もいるかもしれないが、そう思えない理由は幼き頃の悲しい思い出にある。
続きを読むエル・クンバンチェロと若き日の才能
幼稚園の頃の話である。
お遊戯会で僕らは鍵盤ハーモニカで演奏をする事になっていた。
すでに演奏曲は先生が決めており、その曲が収録されているCDを聴いてたのか、演奏曲を決めるためにCDを聴いていたのか忘れてしまったが(おそらく前者だと思う)、エル・クンバンチェロがCDから流れた。
曲が流れた瞬間、これカッコいい!これやりたい!と口々に言ったが、先生が「楽譜ないから無理やで」という処刑宣告を放ちお蔵入りになりかけた。
そんなお通夜ムードの中、ある男の子が「僕、わかるよ?」と声を上げた。
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月に代わってお仕置きされても、この嗜好が変わることはない。
過激な内容には「たわ言と暴言」というタグを付けることにしました。この記事はつまりそういうことです。
前回は毎日9時間ハマショー漬けだなどと、過激な事を書いてはみたが、勿論、浜田省吾以外にも触れ合った音楽はある。
日本の童謡集とか、アニメの主題歌とか。
母親方の祖父母の家に遊びに行った時はもっぱら童謡集を聴くことが多かった。
むしろ、童謡集ばかり聴いていた(こう書くと幼少期の僕は、音楽の聴き方が極端な気もしてきた)。
アニメで言うと主に見ていたのはドラゴンボールだ。ちなみにドラゴンボール、ドラゴンボールZともに僕はエンディングテーマの方が好きだった。
特に好きなのはZのエンディングテーマだった「でてこいとびきりZENKAIパワー」。
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原始の音楽 -私のお父さんは浜田省吾です。
僕が生まれて初めて聴いた音楽…は言い過ぎかもしれないが、幼少期(大体小学校の高学年くらいまで)の僕にとって、世界は浜田省吾を中心に回っていた。
もちろん、自ら選んで聴いていた訳ではなく、親の影響…もとい洗脳である。
ちょうど僕が生まれた年、浜田省吾初のライブ "ビデオ" がリリースされた。
元々、浜田省吾のファンだった母親はどハマりし、文字通り朝から晩までビデオを見ていた。らしい。
そのライブビデオこそ、当ブログで紹介する記念すべき1作目にして、我が聖典(バイブル)。
浜田省吾の「ON THE ROAD "FILMS"」である。
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